椿原ばっきーさん

Tsubakihara Backy

9月の第4火曜日、C.school 第9回が開催されました。
今回の出演者は、銭湯の革命家・田村祐一さんと、熊本クラフトコーラ発起人・椿原ばっきーさんでした。

今回は、椿原ばっきーさんの講演をレポートします!

 

モノゴトを「加速」する秘訣とは?

 

現在多くのメディアに取り上げられ、注目を集めている「熊本クラフトコーラ」発起人である椿原ばっきーさん。PRディレクターとしてテレワークで働かれながら、SNSでの発信やクラウドファンディングなどを駆使し、多くの事業やイベントの企画・運営をされていらっしゃいます。

 

様々な動きを早く大きく発展させることから、「加速装置」と喩えられているばっきーさん。どうすれば話題を作り出せるのか?どうすれば多くの人を巻き込めるのか?何かを企画する、始める時の秘訣とは?コミュニティ形成やフリーランスについてなど、あなたのやりたい事を爆速で始めるための方法を伝授して頂きました。

 

PRって何?

 

PRディレクターという肩書きをお持ちのばっきーさん。そもそもPRって何か、ご存知ですか?PR=広告、広報、プロモーションと言われがちですが、PRとは「Public Relations=社会との良好な関係構築」のこと。

 

自分の商品のことを需要のある人に伝えるマーケティング、ひたすら視界に入れ続けて刷り込みで覚えてもらう広告、シンボルを見ただけで良いイメージを想起させるブランディングとは違い、第三者から口コミや宣伝をしてもらうのがPRであるとされています。

 

少し前までのPRは、テレビ、新聞、ラジオを通した関係構築がメインでしたが、最近はSNSの発展もあり様相が変化。社員、既存のお客様、株主様など全ての利害関係者を対象に、あらゆる手段で関係構築を試みることが必要になり、広報担当者を採用する企業も随分増えてきました。

 

ポートフォリオワークについて

 

今回ばっきーさんが教えて下さったのは「ポートフォリオワーク」のこと。ポートフォリオワークとは、誰かから依頼されるのではなく、自分発信で物事を遂行し、自分の実績としてアピールすることです。ばっきーさんは、何か試したいPR戦略があるときに、仮想のクライアントを立てて試すために、このポートフォリオワークを活用されているそうです。

 

過去にばっきーさんが行われたポートフォリオワークもいくつか例に出していただきました。中でも現在進行形の「熊本クラフトコーラ」は、個々人だけではなく複数の企業も巻き込んだ、一大ムーブメントに発展。今後の発展も楽しみな、大成功を収められています。

 

3分の1の法則

 

数々のポートフォリオワークを成功させてきたばっきーさん。成功のための一番のポイントは「3分の1の法則」とのことでした。これは、目標達成までの成果を三分割し、1. 身近な人、友人 → 2. 身近な人や友人の知人 → 3. 知らない人 の順で達成していくと上手くいくという法則です。

 

「1. 身近な人、友人」に関しては、そこさえ説得できなければ先に進めません。周囲が熱狂して応援してくれることは、プロジェクトが上手くいくか、いかないかの根本の条件になります。問題はそこから先。「2. 身近な人や友人の知人」「3. 知らない人」を巻き込むには、技術が必要です。とはいえ、「1. → 2.」を突破できれば、先は雪だるま式に進んでいくのだそうです。

 

ばっきーさんの5RULES

 

ということで今回は「1. → 2.」を突破するために、ばっきーさんがやっている5つのことを教えて頂きました。

 

1. なにを、なぜやるかを考える。

 

色んな人に語るだけだと、矛盾やミスに気づけないことが多くあります。しかし、文章化すると、様々なところにしっかり気づくことができます。そして、それをたくさんの人に見せること。文章ベースでやりとりをすることで、より多くの価値あるフィードバックを得ることができるそうです。

 

2. 身近な人に語り続ける。

 

一番小さな円の中の人に「あいつはああいうことやってる人」と認知させるまで、たくさん語ること。それがブランディング的効果をもたらすのだそうです。逆に言うと、ずっと語り続けることができるか否かで、その物事に対する熱量があるかどうかをジャッジするとのこと。熱量のないものは、急加速して進めることには向いていないと、ばっきーさんは考えているのだそうです。

 

3. 1対100ではなく、1対1を100回。

 

SNSの発達によって1対100のコミュニケーションはやりやすくなりました。しかし、同じ興味を持っている人であっても、そのプロジェクトのどこに興味を持ったのかは人それぞれ。1対1のコミュニケーションを重ねることによって、その人が興味を持った部分をそれぞれ掘り下げることにつながり、これにより事業の加速度が早まるのだそうです。

 

4. 順調ではないところも見せる。

 

プロジェクトを進めるにあたり、いい面ばかり発信したくなります。しかし、人が「面白い」と思うことは、壁にぶち当たることだとばっきーさんは仰います。また、壁にぶち当たった時に重要なのは、どれだけ早くその壁を突破できるか。壁にぶつかったことをたくさんの人に話せば、手を上げてくれる人もいるかもしれません。援助してくれる人を見つけやすくなり、壁を早く突破できるとのことでした。

 

5. 出来るだけ短期決戦。

 

短ければ良いと言う話ではなく、語り続けることに重きを置いているから、短期が適しているとのこと。単純に、語り続けるのは聞く方も語る方も疲れるというのが、一つの理由なのだそうです。また、毎日何かが進行していると、壁にぶつかりやすので、話すネタが起きやすいとのこと。話のネタを定期的に作り続けることも、ポイントなのですね。

 

一番のポイントは、これらの5つを全てクリアできるものだけに取り組むということ。一つでもかけると、上手くいかないのだそうです。そのため、ばっきーさんが物事に取り組むのは年に1回程度。最初の「やる・やらないのジャッジ」が一番重要なのかもしれません。

 

企業に応用する場合

 

株式会社ロジックの公開型研修ということで、企業に応用した場合どうなるかについてもお話いただきました。最初の3分の1の法則。企業の場合、一番最初の円に値するのは誰になるでしょう。コアなお客様でしょうか?

 

ばっきーさん曰く、それは企業における「社員」であるとのこと。社員がいかに自社のことを良く語れるようにするかが、企業のプロジェクトにおいてはとても大事なのだそうです。社内向けの発信の重要性を、改めて実感するお言葉でした。

 

最後にばっきーさんが仰ったのは、これまでの話はあくまでばっきーさん個人が実践されていることだ、ということ。参考として受け止めた上で、自分だったらどう動くかと、改めて考えてみて欲しいとのことでした。皆さんなら、どう動きますか?明日から色々なことが加速しそうな、とてもワクワクする講演でした。

 

次回のC.Schoolは11/26(火) 19:00から!

 

出演者は・・・

●人見 久美子さん / 日本酒ソムリエ、アートディレクター、グラフィックデザイナー
   http://www.hicompany.jp/

●早川 祐三さん / 早川倉庫 3代目
   https://hayakawasouko.com/

 

これまた面白そうなお話が聞けそうです。
予定を空けておいて下さいね!

 

多彩な講師陣と私たちロジックメンバーと一緒に、あなたも「働くを楽しむ」についてともに学んでみませんか。
ご予約お待ちしております。

 

椿原 ばっきー/PRディレクター、熊本クラフトコーラ 発起人
1989年福岡生まれ熊本在住。子供の頃からパシリに生き甲斐を感じていたら、いつの間にか仕事になりました。熊本からフルリモートで、東京のITスタートアップのPRや事業開発を担当。サイドプロジェクトとして、今年6月からはコーラブランド「熊本クラフトコーラ」を立ち上げ中。
熊本クラフトコーラ HP:https://kumacola.official.ec/
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